フラワーアレンジメント 花材の選び方 ～初心者さんでも簡単に花合わせのコツ～
「花屋さんにいっても花が選べない」「どんな風に花を合わせたらいいのかわからない」というのは、フラワーアレンジメントを習い始めて間がない生徒さんの悩みです。今回は、フラワーアレンジメント初心者さんでも、簡単に花合わせが出来るコツをお伝えします。
目次
フラワーアレンジメントの花材の選び方
私のレッスンでは、１つのアレンジにつき、だいたい花は４～５種類以上を12本以上、グリーンは３～４種類以上、時々、実ものがはいったりして、たくさんの花材を使っています。
フラワーアレンジメントを習い始めたての方は、いきなりたくさんの量を揃えるのはハードルが高いので、少量ずつ、合わせることができるようにしてみていかがでしょうか。
例えば、下の画像は オアシスを 1／3 ブロック横長で使い、片面のラウンドのようにアレンジしています。背面には花をいれていません。
＜使用花材＞
・バラ “プレゴ” 2本
・コスモス 1/2本
・ヒペリカム 1本
・ワレモコウ １/2本
・フジバカマ 3本
・グリーン 2種類 3本
ハロウィン仕様で、おもちゃカボチャをいれています。カボチャがなければ、咲いているコスモスをいれても可愛く収まると思います。
一般のお花屋さんで購入すると、上記の量で、￥1500～2000前後だと思います。（グリーンはベランダで育てているものを使ったので金額にいれていません）
アレンジメントの花の選び方・合わせ方
メインとなる花 を選ぶ
まずはメインとなる花を決めます。メインとなる花は、アレンジメントの中で一番大きく、目立つ花となります。イギリススタイルのフラワーアレンジメントでは、“ポイントフラワー”といって、マスフラワーを使うことが多いです。マスフラワーとは、バラやラナンキュラス、マム（菊）など、１本の茎に対して１つの花がついているタイプの花のことをいいます。
フラワーアレンジメント初心者さんにも扱いやすいのは、バラなどの「上を向いて咲く花」です。ダリアやヒマワリなどの、横向きに咲いている花は、少々扱いにくいかもしれません。
また、茎が真っすぐな花を選びましょう。同じバラでも、茎に曲がりのあるような花は、使う時に工夫が必要です。
次にサブとなる花を合わせましょう
メインが決まったら、サブの花を選びます。メインより少し小ぶりの花を選ぶと合わせやすいです。“スプレー咲き” や “フィラフラワー” と呼ばれる１本の茎に対して小花が数個ついているタイプの花なら、切り分けて使うことができます。
スプレー咲きや、フィラフラワーの花を合わせるときは、枝分かれしている茎が長い花の方が使いやすいです。
上の画像でサブに使っている花材は、
・コスモス
・ヒペリカム
・ワレモコウ
・フジバカマ です。
ヒペリカム、ワレモコウ、コスモスは、切り分けて使っています。
グリーン（葉もの）を合わせます
グリーンはイギリススタイルのフラワーアレンジメントには必須のアイテムです。ライン状のグリーン、丸みを帯びたグリーン、丈の長いグリーン、短いグリーン、たくさんの種類があります。作りたいアレンジメントの形や大きさよって、選ぶグリーンの形も変わってきます。
グリーンにも、切り分けて使えるタイプのものがあるので、使いやすそうな植物を選んでみてください。また、グリーンは、ユーカリやオリーブ、ハーブなどガーデニングで育てた植物を使うこともできます。
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アレンジのサイズが小さくても大きくても花の合わせ方・選び方は同じ
レッスンで生徒さんがアレンジする花材は、私が用意しています。大きさや花の量が違っても、基本的に上記の花の選び方で合わせています。
下の画像は、レッスンで生徒さんアレンジの、生花のリースです。
（メイン） 白いバラ “アバランチェ”
（サブ） 小輪のバラ、トルコキキョウ、ガーベラ、アルストロメリア
（グリーン） ローズゼラニュウム、アイビー、バロータ
こちらも生徒さん作の、ラウンドアレンジです。
（メイン） バラ “コーラルハート”
（サブ） スプレーバラ “アンティークレース”、スカビオサ、セダム
（グリーン） ゼラニュウム2種類、アイビー、バロータ
アレンジするスタイルが違ったり、使う花の種類や数量はかなり多くても、花を選ぶ考え方は、大きくは変わりません。
おわりに
フラワーアレンジメントの花材選びは、何回もチャレンジして慣れてくるものです。花材が自在に選べるようになれば、フラワーアレンジメントはさらに楽しく面白くなってきます！
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