ミモザのリースの作り方

2月の初旬から店頭に並び始めるミモザ。
まだ寒い季節が終わる前から、黄色の可愛い花が近づく春を感じさせてくれます。
今回は、ドライフラワーにもなるミモザのリースの作り方をご紹介します。

ミモザの種類

一般的に「ミモザ」と呼ばれるのは、実はマメ科アカシア属の「アカシア」です。
ミモザとは、同じマメ科の“オジギソウ”の学名で、オジギソウの花(ピンク色)によく似ているアカシアから「ミモザアカシア」と呼ばれるようになり、今日略して「ミモザ」となったらしいです。
アカシアにはとてもたくさんの品種がありますが、店頭でよく売られているのは「銀葉(ギンヨウ)アカシア」です。葉がギザギザになっています。

銀葉(ギンヨウ)アカシア こちらはまだ花が咲く前の蕾の状態です

その他、葉が丸い「パールアカシア」や葉のグリーンが濃い「フサアカシア」などがあります。

ミモザのリースの作り方

リースの作り方は、リングオアシスに挿していく方法や、グルーガンを使う方法などありますが、今回はリースワイヤーを巻き付けて作っていきます。

◇参考  出来上がり寸法 直径約30センチ

◇材料  ミモザ(銀葉アカシア)120センチ×5本(本数は目安です)

◇その他 リースベース、リースワイヤー、エプロン(葉が衣服につきやすいです)
     ハサミ、あれば枝切りバサミ(茎を切る時にあれば便利です)

1. リースベースを用意する

リースベースは、クラフトショップ、100円ショップなどでも売られているものもありますし、園芸用ワイヤーでご自分で作ることもできます。植物の重みでたわまないように、しっかりしたベースを用意してくださいね。

2. ミモザを切り分ける

例えば “手の親指と人差し指を開いた長さ” など、だいたいの長さの目安を決めておくといいでしょう。ミモザは花が下の写真のように広がりがあり、長さもまちまちなので、そう神経質にならなくても大丈夫ですよ。

花がついていない茎の部分も厚みを出すのに使えますので、切り分けます。茎はかなり硬いので注意してください。枝切りバサミがあれば便利です。

3. 余分な葉をとる

切り分けた茎の下2センチぐらいにある葉は、取り除いておくと、ワイヤーを巻きやすいです。その時、花を一緒に除かないように気を付けましょう。

4. リースベースにワイヤーを巻き付ける

まず、ベースに巻き始めのワイヤーをつけます。
内側から外側へ巻き付けるようにします。
今回はワイヤーを丸めたベースを使いましたが、ツタ状のベースも同様に巻き付けます。

5. ミモザを固定する

切り分けたミモザを数本ずつベースに固定していきます。そのまま使うと、動きのあるとてもナチュラルなリースになります。動きを抑えたいときは、束ねた茎を手で優しくそろえると、すこし落ち着いて揃います。

リースベースの上に置いて、ワイヤーで巻き付けていきます。
内側から外側へワイヤーを引っ張りながら3周ぐらい巻きます。その時、ベースの裏にミモザが回り込まないようにしましょう。

ベースの内側にワイヤーが来た時に、しっかり引っ張ります

ベースの裏面がゴロゴロならないようにします

幅や厚みが均等になるように、置いていく茎の量を調整します。集中して手元ばかりを見がちですが、時々顔を上げて全体をチェックしましょう。

時々、手をとめてチェックします

最後の方は巻きにくいですが、一番最初に入れた束をかき分けながらしっかり巻いていきます。
巻き終わりは、ワイヤーを20センチぐらいカットして、さらに2,3周巻き付け、残ったワイヤーは裏面でリースに入れこみます。

6.フックをつける

壁にかけるためのフックをワイヤーでつくります。15~20センチにカットしたワイヤーをU字にしてリースに固定します。余ったワイヤーの先は、リースに入れ込みます。飾ったときに、ワイヤーの先で壁や建具を傷つけないようにするためです。

7. 出来上がりの後の注意点

出来上がったら、すぐに壁に掛けたいところですが、重力で下にたわみができ、形が崩れる心配があります。
風通しの良い所で、5日~1週間ぐらい平置きにして、ドライになってから壁に飾ることをおすすめします。

ミモザのリースを作る時のコツ

ミモザのリースを作る時は、ミモザが手に入ったらすぐに作りましょう!2日以内がベストです。
ミモザはドライになりやすく、ドライになってからリースを作るのはとても難しいです。手に入ってもすぐに作る時間のない時には、茎を縦割りにして水にしっかり水に浸けておきましょう。

茎を割って水に浸けます

ミモザの量が少なくてリースが作りにくそうなときは、ユーカリやオリーブを間にいれると見栄えのするリースになります。

3月8日「ミモザの日」

3月8日は、国連が決めた「国際女性デー」です。イタリアでは、この日に男性から女性にミモザを贈る習慣があることから、「ミモザの日」とも呼ばれています。
今ではインテリアとしてミモザのドライリースが流行していますが、女性の地位の歴史的な背景にちなんでいるものだと知ると、感慨深いです。

お花で愛と平和を感じられる「ミモザの日」
あなたも、素敵なミモザのリースを作ってみてくださいね!

 

 

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