花のある暮らし~切り花のアジサイを長持ちさせる方法
最終更新日 2021年7月14日 by mikichigusa
6月の花、といえば、真っ先にアジサイが浮かびますね!5月の母の日ぐらいから花屋さんて並びだし、6月の梅雨入り前ぐらいから、色々な所でアジサイが美しく咲いています。また、フラワーアレンジメントでも、アジサイは、花の少ない季節にとても重宝する花です。
「切り花にしたアジサイはすぐにしおれてしまう」とお聞きすることも多いので、今回はアジサイを長く楽しむ方法をお伝えします。
アジサイ(紫陽花)
アジサイ科アジサイ属 英名:Hydrangea(ハイドランジア)
切り花を長持ちさせるためには、「水揚げ」という作業が必要です。バラやユリ、ガーベラなど、多くの切り花の水揚げは、水の中で茎を切るという一般的な水切りですが、アジサイにはもう一声、しておくと良い作業があります。
目次
切り花のアジサイの水揚げ方法
それでは、切り花のアジサイが長持ちする水切りの方法をご紹介しましょう!
1.茎を斜めに切ります。できるだけ、カット面を広くします。
2.斜めにカットした面にある「白い綿」のようなものを、ハサミでかき出します。
(ナイフで削ぐのを推奨しているところもありますが、ハサミで十分作業できます。ハサミの扱いにはお気をつけて!)
3. 茎を立てに割ります。
4.水に浸けます。
切り花のアジサイの葉は取り除く
もう一つ有効な作業として、アジサイの葉は2枚ほどを残して後は、整理します。
アジサイの葉は、大きなものが多く、大きければ大きいほど「蒸散」といって、水分がたくさん抜けます。全部とってしまうと、花らしくなくなってしまうので、ほんの2、3枚残して余分な葉は取り除きましょう。
アジサイを活ける水の量
アジサイを花瓶に活けるときの水の量は、茎の長さによります。
茎を長く残して水揚げをしたときには、「深水」といって水の量をたっぷりめにした方がよいですが、ご家庭の一般的な花瓶に活ける場合は、茎が2~5センチほど水につかっていれば大丈夫です。
たっぷり目でも少量でも、毎日、「水替え」と「茎を洗う」という作業をすれば、格段に花のもちはよくなります。
ベランダで育てているアジサイの水揚げをしました。動画に撮りましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
切り花のアジサイをドライフラワーにするには
切り花のアジサイをドライフラワーにする場合も、しっかり水揚げをして、たっぷり花に水を含ませた方が、きれいなドライフラワーになります。
茎を短め(1節ぐらい残る長さ)に水揚げをして、水に活けた後、水を足さず、風通しの良い所に置いておくと、自然とドライになっている場合があります。
また、ドライフラワーは、天気の良い日が続くときにする方が、乾きが早く、成功率は高いです。梅雨時期の湿度が高い日が続くときは、おすすめしません。花びらがしおしおになるだけで、失敗した経験があります。
おわりに
アジサイは、切り花の中でも日持ちのする花です。
ぐったりしたり、元気がないような感じなら、水揚げをしてあげてください。中の白い綿を出してあげると、再び元気がでてきます。繰り返し水揚げをおこなって、長く楽しんでくださいね!
アジサイの他の切り花を長持ちさせる方法はこちらのページをご参考ください。
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