プリザーブドフラワーでボックスアレンジメント~リバティ柄のボックスを使って~
最終更新日 2022年8月9日 by mikichigusa
2022年1月のプリザーブドフラワーレッスンは、イギリスのリバティ生地のボックスを使ってアレンジしていただきました。洗練されたデザインの、おしゃれなボックスアレンジメントになりましたのでご紹介いたします。
目次
プリザーブドフラワーで作るボックスアレンジメント
プリザーブドフラワーの中でも、人気のアレンジメントが「ボックスアレンジメント」です。
持ち運びも便利、また、箱を開けた時の驚きを想像して、サプライズプレゼントとして選ばれることも多いようです。
今回のレッスンでは、ご自宅用でしたので、蓋がついていないタイプのボックスを用意しました。
リバティ生地のボックスにプリザーブドフラワーを
リバティ生地のボックスを資材カタログで見つけました。
「LIBERTY(リバティ)」をご存知ですか?
リバティとは、1875年創業のイギリスの老舗の百貨店です。
そこから生まれた生地が「リバティプリント」。
アパレル関係の方や、ハンドメイドをされている方は、「リバティ」といえば、”百貨店”というより“布地”を指す方が多いと思います。
一つひとつの絵柄に名前がついていて、今回は、「フローラル・イブ」と「アーカイブ ライラック」という名前がついていました。
(画像左:フローラルイブ 画像右:ライラック)
それぞれのデザインをちょっと調べてみますと
「フローラル・イブ」は、イギリスのレイチェル・ペダー・スミスというボタニカルアート作家の「植物標本画集」から編成されたデザインで、2013年の春夏コレクションで登場しました。この標本をネットで見たのですが、703種類の植物が描かれていて、植物好きには、とても興味深いものです。どの植物がデザインに使われているか見つけるのも楽しいですよ!
「アーカイブ ライラック」は、2015年の春夏コレクションで、大変人気のあるデザイン。復刻版などもでています。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」からインスピレーションを受けているそうです。ライラックが出てくるシーンなんてあったかな?もう一度、読み返してみようと思います。
ボックスアレンジメントに使うプリザーブド資材
<今回のレッスンでの使用花材(参考)>
ローズいずみ 3輪
あじさい
ソラフラワー
ラグラス
ニゲラ 他
今回使用した資材は、すべて大地農園さんのものを使っています。
大地農園さんの資材は、バラをはじめ、ドライフラワーやその他素材の品質が大変よく、色味も日本人に多く好まれそうなナチュラルで、優しい色が揃っています。
また、アトリエチアーと同じ「兵庫県にあるメーカー」という事もあって親しみがあり、よく使っています。
プリザーブドフラワーの色の組み合わせ
プリザーブドフラワーには、かなり多くの色があります。
プリザのレッスンでは、事前にアレンジしたいものや、使いたい色味などを伺っています。今回は、おまかせだったので、おおよそのイメージを予想し、数種類を準備しました。
それでも、こっちも可愛いあっちも素敵、と、生徒さんは迷われることもあるので
ひとつ参考として、「ボックスに使われている色からイメージする」と提案しました。
こちらは、「フローラルイブ」を使った生徒さんの作品。多色使いの柄のボックスで、インパクトの強い色を選ばれました。濃い紫のバラは、オリジナルタグの色ともぴったり似合いましたね!
「アーカイブ ライラック」を使われたお二人は、ピンク・白でまとめられました。
こちらの生徒さんは、ラグラスのふんわりしたイメージを気に入られました。優しく華やかに、浮き立つような仕上がりです。
こちら(下の画像)のアレンジを作られた生徒さんは、「ボックス内側のピンクも可愛いから見せたい」と、スッキリとスマートにアレンジされました。
プリザーブドフラワーでボックスアレンジメントを作る時の考え方
「ボックスアレンジメント」の作り方には、
・蓋をしめるために、ボックスの中に納まるようにアレンジする
・ボックスを花器と同じように扱い、ボックスの上部にアレンジをする
という、大きく2通りに分けられると思います。
今回のレッスンでは、リバティ柄のボックスも惹きたつように、アレンジの高さをださず、花材とボックスが一体となっているようなアレンジメントを作っていただきました。
どのアレンジメントも、もうこれ以上の組み合わせは考えられないくらい、素敵に仕上がっています。
フラワーアレンジメント レッスン風景
仕上がりの画像をみていただいてもわかるように、同じ花材、資材を使っていても、2つとして同じアレンジができるわけでなく、それは、「花材・資材の微妙な違い」と、「作り手の個性」の他ありません。
生徒さん方が、どんなアレンジを制作したいのかを把握し、満足のいく作品を仕上げるために、丁寧に説明をいれています。
フラワーアレンジメントを習う目的は、生徒さんによって様々です。
仕事に、娯楽に、教養に、ひっくるめて「暮らし」の中で花が自然と溶け込むように、レッスンでは色々な観点から伝えていきたいと思っています。
おわりに
イギリススタイルのフラワーアレンジメントの教室なので、なにかイギリスに関連したものを使いたいな、と思って見つけたリバティ生地のボックスでした。どのアレンジメントも、優しく、洗練されたデザインになりました。出来上がったあと、「これ、売れますね!」ってのは関西人ならではの感想で、レッスンに満足していただけたと捉えています。
こちらの記事もレッスンのご参考に。
>>>【フラワーアレンジメント 教室】2021年11月12月のフラワーアレンジメントレッスン
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