シルバーリーフを使ったフラワーアレンジメント~冬のアレンジメントを華やかに~
最終更新日 2022年12月16日 by mikichigusa
フラワーアレンジメントに使われる ”グリーン”(葉もの)の中には、緑色だけでなく、”カラーリーフ”と呼ばれる、緑色ではない葉ものがあります。カラーリーフの中でも、特に、「シルバーリーフ」と呼ばれる葉ものは、冬のシーズンのアレンジメントを一層惹きたてるのでご紹介します。
目次
シルバーリーフを使ったアレンジメント
シルバーリーフと色合わせ
いつものグリーンに、銀白色のシルバーリーフを少しプラスするだけで、アレンジメントがよりブライトな感じに仕上がります。
合わせる色により、イメージが変わってきます。
シルバーリーフと黄色・オレンジ系の花材を合わせたアレンジメント
シルバーリーフの中には、黄色の花が咲く種類があります。ですので、黄色・オレンジ系の花材を合わせると、違和感なく、とてもナチュラルなイメージになります。
シルバーリーフとピンク系の花材を合わせたアレンジメント
シルバーリーフと一番相性のいいのは、ピンク系の花材ではないでしょうか。とくに、淡いパステル系のピンクとの相性は抜群で、可愛さが何倍もアップします!
シルバーリーフと赤系の花材を合わせたアレンジメント
シルバーリーフに赤系の花材を合わせると、クリスマスのイメージが強くなります。下の画像のアレンジメントには、クリスマスのシーズンに多く流通する「コチア」というシルバーリーフが使われています。
シルバーリーフと白、淡いグリーン系の花材と合わせたアレンジメント
白、淡い黄緑系の花材と合わせると、洗練された上品さが惹き立つアレンジメントになります。とくに、白系の花材と、銀白色のシルバーリーフは真っ白な雪原を連想させ、とても美しいです。
フラワーアレンジメントに使いやすいシルバーリーフ
シルバーリーフと呼ばれる植物には、たくさんの種類があります。なかでも、フラワーアレンジメントに使いやすいをご紹介します。
ダスティーミラー
キク科セネキオ属
葉の面積が広い ”シラス” や、葉にシャープな切れ込みのある ”シルバーダスト”など、数種類のダスティーミラーが切り花として流通しています。葉の厚みがあり、起毛しています。フワフワした見た目の割に、葉や茎はしっかりしているのでアレンジメントに使いやすいです。葉柄(ようへい)も、しっかりしているので1枚でも使う事ができます。
とても育てやすく、私はベランダのプランターで育てています。1株のポット苗から育てて、特に手入れをしなくても大きく育ち、株が増えてきています。5月頃、黄色い花が咲きました。キク科だけあって、小菊に見えます。花はアレンジメントにはあまり使われていません。
セント―レア
キク科ヤグルマギク属(セント―レア属)
ダスティーミラーに比べると葉の厚みが少なく、起毛もありません。ダスティーミラーがウールなら、セント―レアはスウェードという感じでしょうか。アレンジメントにいれると、スッキリしたイメージになります。葉柄は柔らかいので、1枚で使うには難しいかもしれません。茎から使うか、またはワイヤーで補強をして使います。
セント―レアも、とても育てやすいです。品種により、ピンクや黄色などの花を咲かせます。私が育てている”マジックシルバー”というセント―レアは5月頃、黄色の花が咲きます。
コチア
アカザ科マイレアナ属
冬、特にクリスマスシーズンのフラワーアレンジメントを盛り上げてくれるのは、コチアです。雪をかぶったような、ふわふわモコモコした葉が特徴的です。先端が水下がりしやすいので、水揚げ水切りをしっかり行いましょう。
ラムズイヤー
シソ科スタキス属
ウサギの耳のように葉が柔らかく、垂れ気味なので、アレンジには、花の間に挟み込むように入れると使いやすいです。
ユーカリ
フトモモ科ユーカリ属
シルバー、というよりは、グレイッシュグリーンという感じの葉の色が、透明感がありとても美しいです。茎がしっかりしているので、アレンジメントに使いやすい葉ものです。やわらかなラインを出しやすいでしょう。
他に、
・シルバーレース・・・葉の形がとても繊細で美しい。
・ヘリクリサムシルバー・・・優しくやわらかな印象のアレンジメントになります。
などが使われます。
おわりに
フラワーアレンジメントに使われるシルバーリーフをご紹介しました。シルバーリーフは、ウィンターシーズンのフラワーアレンジメントをより一層、華やかに演出してくれます。ぜひ、冬のアレンジメントを楽しんでみてくださいね!
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