ナチュラルなバスケット(かご)アレンジメントの作り方
最終更新日 2024年5月26日 by mikichigusa
春の花を使って、ナチュラルなバスケットアレンジメントを作ってみませんか?お正月明け、寒さがピークになる頃から、花の仕入れ先では、春の花がたくさん出てきます。まだ寒さの残る季節、一足お先に、春の暖かさを満喫できるバスケットアレンジメントの作り方をご紹介します。
目次
バスケットアレンジメントの作り方
上の画像のバスケットアレンジの作り方をご紹介します。
<用意する物>
・バスケット 38cm×30cm
・セロハン 50cm×50cm
・オアシス 2/3本
<花材>
・バラ ”ケンジントンガーデン”2本 ”コーラルハート”3本
・パンジー 3本
・ラナンキュラス 3本
・アルストロメリア 1本
・イタリアンルスカス 2本
・アイビー 3本
・リキュウソウ 2本
1.バスケットにセロハンを敷く
あらかじめ防水用のビニールが取り付けられてあるバスケットもあります。
ビニールがついてない場合は、セロハンか防水するラッピングペーパーをバスケットに敷きます。
2.ホリエージを作る
こちらのバスケットには、オアシス1本がすっぽり入りますが、1本を使うとなると、たくさんの花材が必要となります。今回は、1/2の大きさでカットし、高さを出すために1/6を使いました。
グリーンでアウトライン(形)をつくります。イギリススタイルのフラワーアレンジメントでは、グリーン(葉物)で形を作ることを「ホリエージを作る」「ホリエージをとる」といいます。
ホリエージは、基本的に左右非対称(左と右で違うグリーンを入れる)なのですが、今回は、イタリアンルスカスがたくさんあったので、左右に使っています。
3.大きい花から入れる
ホリエージが入ったら、花を入れていきます。
今回は、ポイントフラワー(メインとなる花)をバラの”ケンジントンガーデン”とし、次に、花の大きなものからランダムに入れていき、イメージを固めました。
4.フィラフラワー(小花)を入れる
大きい花の間に、茎が長く、花びらにウェーブが掛かっているパンジーを使い、エアリー感をだしました。パンジーを入れただけで、かなりナチュラル感がアップして、仕上がりのイメージもつきやすくなりました。
次に、空いているところに、アルストロメリアをきり分けていれていきます。パンジーで作ったエアリー感を崩さないように低めにいれます。淡いピンクが入り、いっそう春の柔らかいイメージになりました。
5.グリーンで仕上げ
仕上げに、花のつぼみをアレンジから飛び出すように入れると躍動感がでたり、つる性のグリーンを持ち手にからませたりすると、よりナチュラルな雰囲気になります。
今回は、ラナンキュラスのつぼみと、リキュウソウを仕上げに使いました。
アレンジの様子を動画に撮っています。ご参考にしてみてください。
ナチュラルなバスケットアレンジメントを作るコツ
1.バスケットの素材を天然素材にしてみる
フラワーアレンジメントに使われる”バスケット”には、色々な種類のものがあります。
材質が、ウィロー(柳)やジュート(麻)などの天然素材のものから、ワイヤーなどの鉄でてきたものなど、色々な種類があります。
また、持ち手がついている物や付いていないもの、色も、白や茶系のものから、カラフルに染色されたものもあります。
よりナチュラルなアレンジにしたいときは、天然素材のシンプルなバスケットを使うと、グリーンや花を惹きたてると思います。
2.グリーンをたくさん見せる
ナチュラル感を出すには、なんといっても、”グリーン(緑色)”ではないでしょうか。
とくに、リキュウソウなどのつる性の植物や、アイビーなど長さのとれるグリーンを効果的に使うと、軽やかさがでます。
フラワーアレンジメントで使われる、長さのとれる植物をあげてみます。
・リキュウソウ
・スマイラックス
・グリーンネックレス
・ワイヤープランツ
・カンガルーアイビー
・グレープアイビー
など
3.ラインフラワー(茎の長い花)をのびやかに使う
伸びやかさをだすには、ラインフラワー(茎の長い花)を使うと効果的です。
特に、比較的、茎に湾曲のある植物を使うと、やわらかさや躍動感がでます。
春に使えるラインフラワーをあげてみます。
・チューリップ
・スイートピー
・フリージア
・パンジー
・スプレーバラ
など
おわりに
バスケットにグリーンたっぷりにアレンジメントをすると、寒さも忘れて、春の足音が聞こえてきそうですね!
春の花がたくさん揃う季節に、バスケットアレンジメントを楽しんでみてください。
関連記事
>>>早春のイングリッシュガーデン風アレンジメント
体験レッスンから始めよう!
★体験レッスンは1~2名の少人数でおこないます。あなたの疑問や心配事にしっかりお答えします。
★体験レッスンの内容は通常の授業と同じです。今後の授業がどんなふうに進むのかもわかりやすく体験できます。
★体験レッスンは手ぶらで大丈夫です。必要な道具はすべて準備しています。