ベランダガーデニング~秋冬から春先までの簡単寄せ植え~
ベランダでは、アレンジメントに使うハーブなどのグリーンの他に、季節の花も育てています。今回は、秋から春先まで咲き、簡単な育て方で楽しめる花を寄せ植えにしました。
目次
秋から春先まで楽しめる花の苗
今回用意した花の苗は、どれもベランダガーデニングの定番の苗なので、一般的なホームセンターで購入できると思います。
花の苗の購入のポイント
どの苗も寒さに強く、同じような環境の下で育つ植物です。
◇ビオラ:スミレ科
花がたくさん咲いているものより、つぼみがたくさんついている苗を選びます。
また、葉の色がきれいなものが元気な苗です。
◇ガーデンシクラメン:サクラソウ科
寒さに弱いシクラメンをガーデニング用に品種改良されたミニシクラメンです。寒い冬でも、ベランダなどの屋外で楽しむことができます。今では、寄せ植えの定番となっています。
葉が多く、つぼみがしっかり立ち上がっている苗を選んでください。
◇アリッサム:アブラナ科
ガーデニングが初めての方でも、育てやすい花です。
花の部分をよく見て、つぼみがたくさんついている苗を選びましょう。また、緑を少しかき分けて、株の根元の葉が黄色っぽくなっているのは避けた方がよいです。グラグラしていない、しっかりした苗を選んでください。
◇カルーナ:ツツジ科
“ガーデン・ガールズ”という品種の、コンパクトサイズのカルーナです。
どの苗がしっかりしているか、という見分けがつけにくいです。株がグラグラしていなく、手入れがされていそうな苗を選びましょう。
◇ダスティーミラー:キク科
別名”シロタエギク”とも呼ばれているシルバーリーフです。アレンジメントにも使えて、やわらかな雰囲気をだしてくれます。1株でも、かなり大きく育ちます。株の根元の葉まで元気な苗を選びましょう。
色合わせ
同系色で選びました。
我が家のベランダで育てている花は、ベースを赤色にしています。赤、ピンク、赤紫などの、同系色で揃えるとまとまりがでます。
寄せ植えの作り方
<用意する物>
・植木鉢(今回はアイアンのバスケットを使いました)
・園芸用の土
・鉢底石
・スコップ
・ジュート(麻布)
・ビニール袋
1.アイアンのバスケットにジュートを敷く
ジュートを洗濯バサミで止めておくと土を入れやすいです。
2.ビニール袋に穴をあけ、ジュートの上に敷く
ジュートを敷いただけでは、土が漏れやすいので、ビニールを敷きます。ビニールの真ん中に穴を数か所いれて、水抜き穴を作ります。
3.鉢底石を入れて、土を少し入れる
今回のバスケットは高さがそれほどないので、鉢底石は底が隠れる程度いれました。
4.苗を仮置きして配置を考える
苗を詰めすぎると育ちにくくなるので、少し間隔をあけます。また、色合いや高低差、苗が育っている頃の様子も想像しながら組み合わせてみてください。ダスティーミラーとシクラメン1つは入りきらなかったので、別に植えました。
5.ポットから苗をだして植え付ける
ポットから出した時に、根がまわりすぎて、白くなっている時は、土をほぐしてあげます。
葉が黄色い所も落として、形を整えながらいれていきます。
6.隙間に土を入れて完成
苗と苗の間に土をいれます。土を入れ終わったら、バスケットを上下にトントンとし、土をならします。土の少ない箇所があれば足します。
ビニールの見えているところを中に入れ込んで隠します。
それでは、仮置きしたところからダイジェストでどうぞ!
育て方のポイント
1.水やり
今回選んだ苗は、どれも加湿に注意する苗なので、水をあげすぎないようにします。1日1回、朝の水やりだけで十分です。気温の低い冬場は2日に1回でもいいぐらいです。
それぞれの株を持ち上げて、花に水がかからないように、土に水を掛けましょう。
2.寄植えの土
市販の園芸用や草花の土をつかっています。
3.肥料
植え替えてから、1ヶ月ぐらいしたら置き肥(プロミックなど)をします。
冬の間は、1ヶ月に1回置き肥をします。暖かくなって花がたくさん咲きだしたら、1週間に1回程度、液肥(ハイポネックスなど)をあげます。
4.花がら摘み
こまめに花がら摘みをしましょう。とくにビオラは、花がら摘みをすることで、次々と花を咲かせていきます。開花期間も長くなります。
5.病害虫
春先になると、ビオラにアブラムシがつくことがあります。また、「灰色かび病」「うどんこ病」になることもあります。
異常を見つけたらすぐに、殺菌殺虫剤(ベニカXファインスプレーなど)を使って対処しましょう。
おわりに
今回は、簡単に育てられる苗を使った寄せ植えをご紹介しました。苗の成長とともに、全体の形の変化を見るのも、寄せ植えの楽しいところです。
寄せ植えをしてみたいなと思うあなたのご参考になればうれしいです。
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