フラワーアレンジメントの魅力~イギリススタイルのフラワーアレンジメントの特徴~
最終更新日 2020年11月1日 by mikichigusa
お花に興味をもつようになって、フラワーアレンジメントを作ってみたい!と、教室をさがしはじめたけれども、パリ?ドイツ?フランス?・・色々ありすぎて迷ってしまう。。というあなたに、魅力的な”イギリススタイルのフラワーアレンジメント”をご紹介します。
目次
イギリススタイルのフラワーアレンジメントの特徴
イギリススタイルのフラワーアレンジメントには、大きく4つの特徴があります。
1.グリーンをたくさん使う
2.左右非対称
3.明確な高低差をつける
4.茎や枝の自然な流れを活かす
この4つの特徴を生かして、「庭に咲くような自然なナチュラル感」を引き出します。
近年、とてもポピュラーになった”イングリッシュガーデン”は、1年を通して庭を彩られるように、季節によって花の選択をされています。また、色彩や配置、エクステリアなども綿密に計算され、管理されているということです。
イギリススタイルは、このイングリッシュガーデンの計算による自然美を、フラワーアレンジメントに生かしています。
では、実際にどのように4つの特徴を生かしているかをご紹介します。
1.グリーン(葉物)をたくさん使うアレンジ
イギリススタイルのフラワーアレンジメントでは、基本的に、一つのアレンジに3~5種類のグリーンを使っています。
レッスンでは、仕入れたグリーンの他に、ガーデンやベランダなどで育てているグリーンをカットして使っていただく”カッティングガーデン”を行っているアトリエもあります。
季節によっては(特に冬)1~2種類のときもありますが、季節ならではのグリーンをふんだんに使っていただいています。
ナチュラル・自然の象徴であるグリーンを使って、生き生きとしたアレンジが表現できます。
2.左右非対称でアレンジする
16世紀のイタリア式、17~18世紀のフランス式の幾何学的な左右対称の庭園に対して、18世紀ごろにイギリス式の庭園は風景式で左右非対称といわれています。
今日のイングリッシュガーデンは、長い歴史を経て、家庭でも楽しめる親しみ深いナチュラルテイストになっています。
色んな種類の植物をバランスよく配置し、計画、手入れをすることで、自然で整った雰囲気をだせるのでしょう。
イギリススタイルのアレンジメントもイングリッシュガーデンと同様です。花器に対してのサイズ感や、グリーンや花をバランスよく配置することで、自由でのびやかなガーデンを表現しています。
3.明確な高低差をつけてアレンジする
花と花がくっつかないように、明確な高低差をつけてアレンジをします。これは、ガーデンに咲いているお花は、同じ花でも背の高いのもあれば低いのもあるからです。
また、高低差をつけると”空間”を作ることができます。
「空間に蝶が舞うようなアレンジ」とも呼んでいる美しいアレンジメントがつくれます。
4.茎や枝の自然な流れを活かす
私たちがアレンジで使う植物は、事前にカットされたものです。まっすぐなものもあれば、しなりやクセのあるものもあります。その1本1本が、どちらに流れているか、どの方向に広がっているかなど、よくみて使います。
植物の本来の姿を活かすことで、アレンジをよりナチュラルに表現することができます。
アレンジの手順と基本があります
イギリススタイルのフラワーアレンジメントでは、アレンジの手順があります。
ホリエージからいれて、ポイントフラワーをいれて、間に花をいれて、グリーンで形を整えて・・という手順は、どんな形のアレンジメントにも共通しています。基本的な手順がわかっていれば、どなたでも覚えるのが早くなります。
また、基本の形をマスターすれば、使う花が変わっても、大きさが変わっても、対応できるようになるでしょう。
基本形に”遊び”を加えると、さらにのびのびとしたアレンジメントになり、会場装花やギフトオーダーなど、色々なシチュエーションに生かすことができます。
おわりに
イギリススタイルのフラワーアレンジメントの特徴をお伝えしました。
イギリススタイルのフラワーアレンジメントをはじめてから、ガーデニングに興味を持たれた方もいらっしゃいます。また、ナチュラルなアレンジメントでご自宅が潤いますという生徒さんもいらっしゃいます。
イギリススタイルのフラワーアレンジメントの魅力が伝われば嬉しいです。
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